突き指のテーピング巻き方完全ガイド|部位別固定と骨折見極め術
突き指のテーピング巻き方完全ガイド|部位別固定と骨折見極め術の全体像を詳しく解説してご紹介します。
テーピングの目的は、「痛む方向に関節を曲げさせないこと」です。指の構造に合わせて適切な手順を踏むことで、最小限のテープで最大限の固定力が得られます。
1. 突き指テーピング親指の巻き方(MP関節の保護)
親指は可動域が広いため、手首をアンカー(土台)にしたフィギュアエイト(8の字巻き)が基本です。
- 手順1:手首に25mm幅のテープを1〜2周軽く巻いてアンカーを作ります。
- 手順2:親指の第一関節と付け根の間にサポートテープを巻き、そこから手首のアンカーへ斜めに交差するように斜走させます。
- 手順3:親指を外側に開きすぎない角度(自然にボールを握る形)で固定し、親指の付け根でテープをクロスさせて手首へ戻します。
- 手順4:最後に手首のアンカーをもう1周巻き、端部をしっかり留めます。
2. 突き指テーピング小指の固定(外力からの保護)
手の最も外側に位置する小指は、ボールや相手選手と接触した際に外側へ引き裂かれる力が加わります。単独での固定よりも、薬指を副木代わりにするバディ固定が最も確実です。単独で巻く場合は、13mmテープを用い、関節の横側にX字のサポートを入れて側副靭帯を補強します。
3. 突き指第一関節テーピング(DIP関節)
ボールが指先を直撃した際に起きやすい第一関節の損傷には、13mm幅の非伸縮テープを使用します。
- 手順1:爪の生え際すぐ下と、第一関節と第二関節の中間にそれぞれアンカーを1周巻きます。
- 手順2:指の腹側または痛む側の側面に、アンカー同士をつなぐ縦のテープを1〜2本貼ります。
- 手順3:関節を挟んで上下からX字になるようテープを交差させ、過伸展(反り返り)を防ぎます。
4. 突き指第二関節テーピング(PIP関節)
最も突き指の発生頻度が高い第二関節は、側副靭帯の損傷が主です。19mmテープを用いた「クロスブリッジ固定」を行います。
- 手順1:第二関節の上下(指の根元側と第一関節側)にアンカーテープを巻きます。
- 手順2:痛む側の関節側面でテープをクロス(交差)させ、側方へのグラつきをブロックします。
- 手順3:関節自体を軽く曲げた(約15〜20度)状態で固定するのが、靭帯に負担をかけないポイントです。
5. 突き指バディテーピングやり方(確実な副木固定)
隣接する健康な指をスプリント(副木)として利用する、極めて安全性の高い固定法です。人差し指なら中指と、薬指なら中指または小指とペアにします。
- 手順1:指同士が擦れて皮膚がふやけるのを防ぐため、指の間に小さなガーゼを1枚挟みます。
- 手順2:受傷した関節の「上(指先側)」と「下(根元側)」の2箇所で、2本の指を束ねるようにテープを2周ずつ巻きつけます。
- 注意点:関節の曲がるラインの真上にはテープを巻かず、関節の上下を固定することで、2本揃えて曲げる動作を阻害しません。
6. 突き指テーピング一人での巻き方詳細まとめ
サポートしてくれる人がいない現場で、片手だけで巻く技術は必須です。
- テープの事前カット:必要な長さ(約10〜15cm)にあらかじめ指で裂いて机やベンチの縁に貼り付けておきます。
- 自着性テープの活用:片手で引っ張りながら巻きつけてもテープ同士のみが接着するため、失敗した際の巻き直しが容易です。
- 親指と他の指の対立運動を利用:巻く側の手の指を軽く曲げて机の上に押し当て、患部を安定させた状態で上からテープを落とすように貼り始めるとブレません。