朝すっきり起きれない本当の理由、医師が警告する3つの隠れた原因

朝すっきり起きれない本当の理由、医師が警告する3つの隠れた原因の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

朝の目覚めを妨げる朝起きれない原因は、ライフスタイルの不備だけにとどまりません。中には自力での改善が難しく、専門医による早期診断と治療が不可欠な朝すっきり起きられない病気が存在します。

代表的な疾患の一つが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。睡眠中に気道が塞がって無呼吸や低呼吸を繰り返すため、脳が酸欠状態に陥り、一晩中深い眠り(徐波睡眠)が得られません。本人は眠っているつもりでも脳は絶えず覚醒を強いられており、強烈な朝だるい疲労感や頭重感を伴います。いびきを指摘された経験がある場合や、7〜8時間眠っても倦怠感が抜けない場合は強く疑う必要があります。

若年層から働き盛りの世代に目立つのが「起立性調節障害(OD)」です。本来なら起き上がる瞬間に下半身の血管が収縮して血流を頭部へ送るべきところ、自律神経機能の低下により血圧が急低下し、めまいや立ちくらみ、激しい倦怠感を引き起こします。午前中は身体が動かず、夕方以降になると元気になるという特徴を持つため、「怠け」と誤認されやすい深刻な機能障害です。

さらに、特に女性や過度なダイエットを行っている層で見逃せないのが「鉄分不足隠れ貧血(潜在性鉄欠乏症)」です。一般的な健康診断のヘモグロビン値が正常範囲であっても、体内の貯蔵鉄(フェリチン)が枯渇していると、細胞内のエネルギー産生や神経伝達物質の合成が滞り、「アラームの目覚ましが聞こえないほどの過眠」や起床時の鉛のような倦怠感として現れます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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