お気に入りの服に謎の穴!服を食べる虫の正体と2026年最新の撃退術

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徹底的に清掃している家庭であっても虫食いが発生するのはなぜか。多くの生活者が抱く「カツオブシムシどこから侵入してくるのか」という疑問に対し、害虫防除の専門機関は明快なデータを提示している。その最大の進入ルートは、日常生活における「屋外からの持ち込み」である。

春から初夏にかけて野外で羽化したカツオブシムシの成虫は、マーガレットやハルジオンなどキク科の白く明るい花粉を好んで吸蜜する。この「白色に強く誘引される習性(正の走光性)」が仇となり、ベランダに干された白いシャツやシーツ、タオルに成虫が飛来して付着する。そのまま取り込まれて室内に侵入し、クローゼットの暗がりへ潜り込んで産卵するケースが後を絶たない。また、外出時に人間が着用していた衣服に付着して玄関を突破するパターンも日常的に観測されている。

室内に侵入した害虫が繁殖する決定的な服の虫食い原因は、繊維そのものに含まれるタンパク質と、付着した汚れにある。幼虫の大好物は羊毛(ウール)やカシミヤ、シルク、羽毛といった動物性タンパク質(ケラチン)だ。これらは幼虫の成長に必須のアミノ酸を豊富に含んでいる。

さらに見逃せないのが「皮脂・汗・食べこぼし」の存在である。本来ならケラチンを含まない綿(コットン)や麻、さらにはポリエステルなどの化学繊維であっても、皮脂汚れやスープの跳ねが付着していれば、幼虫は汚れごと繊維を削り取って穴を開ける。一度着用しただけで「まだ綺麗に見えるから」と洗わずにクローゼットへ戻す習慣こそが、害虫を招き寄せる最大の誘因となっている。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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