支保工とは?足場との決定的な違いと崩壊事故を防ぐ現場の鉄則

支保工とは?足場との決定的な違いと崩壊事故を防ぐ現場の鉄則の重要なポイントについて、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

建設工事の現場環境に応じて、多種多様な支保工の種類が使い分けられています。主だったものは以下の3大カテゴリーに集約されます。

1. 型枠支保工
鉄筋コンクリート(RC)構造物の梁やスラブ(床)を構築する際、流し込んだ生コンクリートが所定の強度に達するまで型枠を支え続ける仮設設備です。一般住宅から超高層ビル、橋梁の床版工事まで幅広く用いられます。垂直に立てるパイプサポートや組み立て式の鋼製枠組(ライト型枠、クサビ緊結式など)を用い、上部の大引(おおびき)や根太(ねだ)を介して型枠を強固に支持します。

2. 土留支保工(どめしほこう)
地下室の造成、上下水道管の敷設、基礎杭打ちなどの開削工事において、周囲の地盤が崩壊して土砂が流れ込むのを食い止める設備です。地中に打ち込んだ矢板(シートパイル)や親杭に対し、横方向から押し寄せる土圧を「腹起し(はらおこし)」で受け止め、向かい合う壁面同士を「切梁(きりばり)」で突っ張ることで空間を維持します。

3. トンネル支保工・地山支保工
山岳トンネルや地下空洞の掘削(NATM工法など)において、掘り進めた直後の未安定な地山支保工として機能します。掘削断面のアーチ形状に沿って「鋼製支保工」を建て込み、直後にコンクリートを吹き付け(吹付けコンクリート)、さらに「ロックボルト」を地中深く打ち込んで周辺岩盤を一体化させることで、トンネル全体の崩落を防ぎます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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