自転車逆走の罰則と青切符最新ルール|なぜ起きる?過失割合や危険性を徹底解説
自転車逆走の罰則と青切符最新ルール|なぜ起きる?過失割合や危険性を徹底解説の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。
「自転車は交通弱者だから、車とぶつかっても保護される」という認識は、過去の遺物となりつつあります。損害賠償実務や裁判基準(別冊判例タイムズ等)において、自転車側の逆走(右側通行違反)は極めて重大な過失加算事由として厳格に扱われます。
例えば、信号機のない見通しの悪い交差点における「直進する自動車」と「直進する自転車」の出会い頭事故を検証してみましょう。自転車が左側を順走していた場合の基本過失割合は「自動車80:自転車20」程度ですが、自転車が右側車道や右側路側帯を逆走していた場合、自転車側に10〜20%の過失が加算され、「自動車60〜70:自転車30〜40」にまで悪化します。
さらに深刻なのが、「左折しようとする自動車」と「右側から逆走してきた自転車」の衝突事故です。車を運転するドライバーは、左折時に右側からの対向車や直進車、左後方からの巻き込みに意識を集中させます。「左折先の道路の右側から、本来来るはずのない速度で自転車が突っ込んでくること」までは予見しにくいため、裁判所は逆走自転車の予見困難性を重く評価し、自転車側に重過失を認める傾向が強まっています。
過去の主要な裁判例でも、逆走自転車が順走中の自転車や歩行者と衝突し、相手方に重度後遺障害を負わせた事案において、数千万円から1億円近い損害賠償命令が下された判決が複数確定しています。自転車損害賠償責任保険への加入義務化が全国の自治体で進むなか、重大な過失・法令違反がある状態での事故は、民事・刑事・経済的な破滅へと直結します。