絵本『たべてあげる』はなぜトラウマ?衝撃の結末と読み聞かせの賛否を徹底解説
絵本『たべてあげる』はなぜトラウマ?衝撃の結末と読み聞かせの賛否を徹底解説に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
教育現場や家庭内において、本作の評価は真っ二つに分かれています。その理由は、本作が持つ極めて高い「即効性」と、背中合わせの「副作用」にあります。
偏食改善という観点において、本作の効果は絶大です。「残したら小さなりょうたくんに食べられちゃうよ」という一言で、今まで頑なに拒んでいた野菜を慌てて食べるようになったという保護者の体験談は枚挙にいとまがありません。自己責任の結果を視覚的に見せることで、食べ物の好き嫌いや片付けの怠慢を直す強力な動機付けとして機能します。
一方で、恐怖心を植え付けることによるデメリットを懸念する専門家や保育士も少なくありません。
過度な恐怖体験は、就寝時の夜泣きや暗闇恐怖症の引き金になることがあります。また、「怒られないために食べる」「消されたくないから片付ける」という外圧的な恐怖による行動改善は、食育本来の目的である「食事を楽しむ」「感謝して食べる」という自発的な成長を阻害しかねないというリスクを孕んでいます。