20世紀少年「ともだち」の正体は誰?原作と映画で結末が違う衝撃の真相
20世紀少年「ともだち」の正体は誰?原作と映画で結末が違う衝撃の真相に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
多くの読者を混乱させた最大の要因は、「ともだち」が途中で入れ替わっているという事実です。作中における「ともだち」は、単一の人物ではなく、初代と2代目の2人が存在します。
初代「ともだち」の正体は、ケンヂの同級生であったフクベエ(服部哲也)です。フクベエは小学生時代、常に輪の中心にいたケンヂたちに強烈なコンプレックスと嫉妬を抱いていました。「自分こそが特別な存在であり、みんなのリーダーになりたい」という歪んだ全能感に取り憑かれた彼は、成人後に新興宗教を立ち上げ、ケンヂのアイデアを盗用して世界を欺くシナリオを構築します。理科室での首吊りマジックによる奇跡の演出や、自作自演のテロはすべてフクベエの仕業でした。しかし、彼は理科室の屋上で万丈目胤舟と揉み合いになり、あっけなく転落死します。
そして物語の後半、「ともだち暦」以降に世界君主として君臨した2代目「ともだち」の正体こそが、本作最大の伏線回収であるカツマタ君でした。
カツマタ君は、かつて小学校で「理科の解剖実験の前日にフナを解剖しようとして死なせてしまい、翌日死んだと噂された少年」です。実際には死んでおらず、日常的にナショナルキッドのお面を被って素顔を隠していたため、周囲の記憶から完全に抜け落ちていました。彼が世界滅亡を企むに至った決定的な理由は、駄菓子屋「ジジババ」で起きたバッジ万引き事件にあります。
当時、ケンヂがジジババの店から宇宙特捜隊のバッジを出来心で万引きした際、店主のババアは偶然その場に居合わせた無実のカツマタ君を犯人だと決めつけ、激しく糾弾しました。万引きの濡れ衣を着せられ、誰からも存在を認められず、「お前は死んだ人間だ」とクラスメイトから無視され続けたカツマタ君の心には、底知れない怨嗟と孤独が刻み込まれます。「自分が透明人間なら、世界そのものを消し去ってしまえばいい」という絶望が、彼を2代目「ともだち」へと走らせた動機でした。
真の完結編である『21世紀少年』のラストにおいて、VR(仮想現実)の世界に入り込んだ大人のケンヂは、小学生のカツマタ君と対峙します。ケンヂが自らの過去の過ちを認め、「ごめんな、カツマタ君。バッジを盗んだのは俺なんだ」と頭を下げて謝罪した瞬間、長きにわたる壮絶な物語の呪縛が解き放たれました。