黒い羽のトンボは不吉か吉兆か?神様トンボの正体と幸運を呼ぶ真実
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街中や水辺で見かける黒い羽のトンボの正体は、カワトンボ科に属するハグロトンボ(羽黒蜻蛉)です。体長はおよそ57ミリから65ミリ前後で、一般的なトンボのように羽を水平に広げて静止するのではなく、チョウのように背中で羽を垂直に閉じて休むという際立った特徴を持っています。
ハグロトンボを間近で観察すると、性別によって明確な美しさの違いがあることが分かります。オスは胴体(腹部)が光の角度によってエメラルドグリーンから青藍色に輝く美しい金属光沢を帯びており、羽のマットな黒色とのコントラストが際立ちます。一方、メスは腹部を含めた全身が落ち着いた黒褐色や暗褐色をしており、全体がシックな漆黒に包まれています。
生息地としては、水草が適度に茂り、水質が比較的良好で流れの緩やかな小川、用水路、あるいは河川の中流域を好みます。環境省のレッドデータブックや各自治体の生物多様性調査報告によると、かつて都市部の水質汚濁によって一時期激減した地域もありましたが、下水道網の整備や河川環境の回復に伴い、現在では住宅街に隣接した親水公園や緑道でも目撃例が回復傾向にあります。