1級土木施工管理技士補は意味ない?取得メリットと真相を徹底解剖
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建設DXや週休2日制の義務化が進む土木現場において、当事者たちはこの資格をどのように受け止めているのでしょうか。取材班は準大手ゼネコンの所長クラス、中堅地方建設会社の経営陣、そして実際に1級技士補を取得した若手技術者に直接マイクを向けました。
地方の中堅土木会社で現場代理人を務める40代の技術者は、現場配置の実情を率直に明かします。
「正直に言えば、入社1〜2年目の若手が1級技士補を取ってきても、明日から現場が劇的に楽になるわけではありません。監理技術者補佐として配置するには主任技術者の経験年数が足りないからです。ですが、会社の経営陣の視点は全く別です。この若手は将来確実に1級技士になって会社を背負ってくれるという強烈な『確証』になる。教育コストをかける価値があると判断され、現場のコア業務を任されるスピードが明らかに早まります」
一方、都内大手ゼネコンの人事採用統括者は、新卒採用および20代の中途採用における選考基準の変容を力説しました。
「2024年の制度改正以降、採用エントリーシートにおける1級技士補の有無は合否を分ける分水嶺になりつつあります。学生時代に19歳以上で第一次検定を突破してきた層は、土木工学の基礎構造力学や法規をすでにクリアしている。入社後にゼロから教える手間が省けるだけでなく、難関試験を自己管理して突破した学習規律の高さは何よりの信用手形です。ネットで『意味ない』と書き込んでいるのは、現場の法令配置しか見ていない一部の職人肌の方々ではないでしょうか」
大手掲示板やSNS上でも、「実務経験なしで取ったけれど、現場で先輩から『一次受かってるなら話が早い』と図面や施工計画のチェックを任されるようになった」「履歴書に書いた瞬間、未経験だったインフラ系企業への転職面接がトントン拍子で進んだ」という手記が相次いで投稿されています。現場の即戦力配置という限定的な切り口だけで資格の全貌を測ることは、極めて視野の狭い見解と言わざるを得ません。