中国に対する韓国の反応はなぜ過熱?2026年最新の世論と対立の深層
中国に対する韓国の反応はなぜ過熱?2026年最新の世論と対立の深層の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
韓国の主要調査機関である韓国ギャラップやリアルメーターが実施した直近の意識調査において、中国に対する好感度は過去最低水準に近い数値を記録し続けています。特に18歳から39歳までの若年層において「中国に対して好感を持てない」と答えた割合が75%を超える状態が定着しており、日本に対する批判的世論を上回る逆転現象が長期化しています。
この激しい摩擦を生み出している最大の背景には、主権意識と公平性を重んじる韓国世論の価値観があります。2016年に配備が決定された高高度防衛ミサイル(THAAD)を巡る中国側の強烈な報復措置(限韓令)は、韓国社会に「対等な善隣関係ではなく、力による恫喝を行う大国」という消し去れないトラウマを植え付けました。さらに近年では、キムチや韓服の起源を巡るいわゆる「文化工程」論争がSNS上で頻発し、アイデンティティを脅かされたと感じる市民の怒りに油を注ぐ結果となっています。
長年ソウルで対中外交を取材してきた大手紙元外信特派員は、オフレコ取材でこう明かしています。「韓国の若い世代にとって、中国はもはや『巨大な成長市場』ではなく、『民主的価値観を共有できず、公正なルールを守らない強圧的な存在』と映っている。理屈や経済的利害を超えた感情的な反発が根底にある」と指摘します。生活圏を脅かす黄砂・微小粒子状物質(PM2.5)への不満や、黄海(西海)における違法操業問題も重なり、日常レベルでの不信感が幾重にも堆積しているのが実態です。