なぜ長嶋茂雄は右手をポケットに隠すのか?壮絶リハビリの裏側と真相を徹底解説
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長嶋氏の闘病生活を語る上で欠かせないのが、盟友・王貞治氏の存在だ。「ON砲」として読売巨人軍の黄金期を築き、日本野球機構(NPB)の歴史を塗り替えてきた二人の絆は、グラウンドを離れても微塵も揺らぐことはなかった。
病に倒れた長嶋氏のもとを王氏は幾度となく訪ね、静かに言葉を交わした。特別な激励の言葉などいらない。ただ目を合わせ、手の温もりを感じるだけで互いの意志は通じ合っていた。東京五輪の開会式で、王氏と松井秀喜氏に支えられながら聖火をつないだ長嶋氏の姿は、日本中を涙させた。不自由な右手をしっかりと受け止め、歩調を合わせる王氏の横顔には、戦友への無上の敬意が溢れていた。
プロ野球界の頂点に立ち続けた二人が見せたあの数分間の歩みは、勝利や記録を超えた「生きる力」の象徴として、今なお球界の語り草となっている。