伊坂幸太郎殺し屋シリーズ読む順番と時系列!最新777まで徹底解説
伊坂幸太郎殺し屋シリーズ読む順番と時系列!最新777まで徹底解説を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
殺し屋シリーズが長年にわたり読者を魅了し続ける背景には、冷酷なはずの暗殺者たちが抱える「滑稽なまでの人間味」と「奇妙な倫理観」があります。ここでは殺し屋シリーズ あらすじ ネタバレを最小限に抑えつつ、各タイトルの見どころを整理します。
1. 『グラスホッパー』(第1作)
元中学校教師の鈴木は、妻をひき逃げ事故で奪われた復讐を果たすため、裏社会の闇組織「フロイライン」へ潜入します。しかし、復讐相手が何者かの手によって車道へ押し出され、呆気なく命を落とす場面を目撃したことから、運命の歯車が激しく狂い始めます。
相手を自死へと追い込む「鯨」、ナイフを操り軽口を叩き続ける「蝉」、そしてターゲットを密かに突き落とす押し屋「槿(あさがお)」――三者三様の殺し屋たちが交差する、シリーズ随一のビターでハードボイルドな名作です。
2. 『マリアビートル』(第2作)
東京発・盛岡行きの東北新幹線「はやて」という閉鎖空間で繰り広げられる、シリーズ最高峰の密室サスペンスです。
悪運ばかり引き寄せる世界一不運な殺し屋・天道虫(七尾)、機関車トーマスを人生の哲学書として崇める檸檬(レモン)と文学肌の蜜柑(ミカン)の腕利きコンビ、元殺し屋の木村、そして天使の顔をした冷酷無比な中学生・王子。ひとつのスーツケースを巡り、時速200キロを超える列車内で殺し屋たちの思惑が交錯します。のちに『ブレット・トレイン 映画化』としてブラッド・ピット主演でハリウッド映画化された金字塔です。
3. 『AX アックス』(第3作)
超一流の暗殺スキルを持ちながら、家庭内では愛する妻の機嫌を損ねないようビクビクと怯えて過ごす恐妻家の殺し屋・兜(かぶと)が主人公の連作短編集です。
裏の仕事から足を洗いたいと願いながらも、冷酷な仲介業者・松田の呪縛から逃れられない兜。息子・克巳の成長と、平穏な家庭を守るために命を削る父親の姿は、ユーモラスでありながら胸を締め付けるほどの哀愁を湛えています。終盤に待ち受ける展開には、多くの読者が涙を呑みました。
4. 『777 トリプルセブン』(第4作)
前作『AX』から約6年の沈黙を破って世に放たれた、伊坂幸太郎 殺し屋シリーズ 最新作です。
舞台は高級ホテル「ホテル・ジェロ」。主人公として再びスポットライトが当たるのは、あの不運すぎる男・天道虫(七尾)です。「ホテルの一室から紙袋を奪還するだけ」という簡単な仕事を引き受けたはずの七尾でしたが、謎の記憶喪失の女性や、次々とホテルへ集結してくる規格外の同業者たち(六角、乾、アグレ、モウフら)の抗争に巻き込まれ、またしても絶体絶命の修羅場へと叩き落とされます。