大きくならない亀は実在する?手のひらサイズの人気種と飼育の真実
大きくならない亀は実在する?手のひらサイズの人気種と飼育の真実の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
Q1:水槽ではなくケージや室内放し飼いで飼える、大人になっても10cm前後のリクガメはいますか?
A1:完全陸棲種のリクガメにおいて、成体になっても10cm前後に収まる種は一般流通していません。最小種とされる「エジプトリクガメ」でも成体は12〜15cm程度になり、現在国際取引が厳しく規制されており入手は極めて困難です。初心者向けとされる「ロシアリクガメ」や「ヘルマンリクガメ」は甲長15〜20cm前後に育ち、飼育には最低でも90cm〜120cmの平置きケージが必要となります。手のひらサイズで室内維持したい場合は、水棲であるニオイガメ種を選択するのが現実的です。
Q2:ドロガメやニオイガメの飼育に紫外線ライトやバスキングライトは必須ですか?
A2:ミシシッピニオイガメなどの夜行性・完全水棲傾向が強い種は、一般的なイシガメやアカミミガメに比べて紫外線の要求量が極めて低く、ビタミンD3が添加された良質な人工飼料(カメプロス等)を主食にしていれば、紫外線照射ライトなしでも健康に育つケースが多いです。ただし、甲羅の殺菌や脱皮不全予防のために、水面から上がって体を乾かせる簡易な陸場と、冬場の水温を24〜26度に保つ「水中ヒーター」は絶対に欠かせません。
Q3:冬眠をさせて越冬させることは初心者でも可能ですか?
A3:小型亀を飼育する初心者は、絶対に冬眠をさせず「通年加温飼育」を徹底してください。小型種は体内に蓄えられるエネルギー総量が大柄な個体に比べて格段に少なく、冬眠中の水質悪化や急激な温度低下によって春先に目覚めずそのまま衰弱死する事故が多発します。冬季は観賞魚用のオートヒーターを導入し、一定の水温をキープして餌を食べさせ続けることが無事故飼育の鉄則です。