爪の黒い筋や変形は重大疾患のサイン?命を守る見分け方を徹底解説
爪の黒い筋や変形は重大疾患のサイン?命を守る見分け方を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
爪の健康なピンク色は、爪甲の下を流れる毛細血管の血液が透けて見えることで保たれています。爪の色が変色した場合、血流障害や内臓機能の低下、あるいは局所的な細菌・真菌感染が疑われます。
爪の大部分がすりガラスのように白濁し、先端のわずか1〜2ミリ程度にのみ赤褐色の帯が残る状態は「テリー爪(Terry's nails)」として知られています。これは肝硬変をはじめとする重度肝疾患、うっ血性心不全、2型糖尿病の患者に高頻度で見られます。また、爪の根元半分が白く、先端半分が茶色や赤褐色に二分される「リンジー爪(Half-and-half nails)」は、慢性腎不全や尿毒症の患者に特異的な兆候です。
爪が全体的に白濁して分厚くボロボロになる場合は、白癬菌が爪に寄生する「爪水虫(爪白癬)」が疑われます。自覚症状が少ないため放置されがちですが、家族への感染源となり、高齢者では歩行障害の原因にもなります。
爪が鮮やかな緑色に変色する「グリーンネイル」は、緑膿菌という細菌が繁殖して産生する色素(ピオシアニン)によるものです。ジェルネイルや付け爪の浮いた隙間に水分が入り込むことで多発します。さらに、爪全体が黄色く濁って分厚くなり成長が極端に遅くなる「黄色爪症候群」は、気管支拡張症や胸水などの慢性呼吸器疾患、リンパ浮腫との関連が医学的に証明されています。