毎度おさわがせしますの現在|再放送Ngの真相とキャストの軌跡

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『毎度おさわがせします』は、第1作の空前の大ヒットを受けてシリーズ化され、1980年代後半のTBS火曜夜9時枠を象徴する看板ブランドへと成長しました。全3作の歴史とデータを整理した一覧が以下の通りです。

シリーズ名放送期間・最高視聴率主な出演者・主題歌編集部の見解・評価毎度おさわがせします(第1シリーズ)1985年1月〜3月
最高視聴率:26.2%小野寺昭、木村一八、中山美穂
主題歌:C-C-B『Romanticが止まらない』性への好奇心を赤裸々に描き社会現象に。中山美穂の衝撃的デビュー作として伝説化。毎度おさわがせしますII1985年12月〜1986年3月
最高視聴率:24.4%小野寺昭、木村一八、堀江しのぶ
主題歌:C-C-B『空想Kiss』前作の熱気を受け継ぎつつ、ホームドラマとしての家族の葛藤や思春期の悩みを深化させた佳作。毎度おさわがせしますIII1987年1月〜5月
最高視聴率:18.3%勝野洋、本木雅弘、工藤夕貴
主題歌:BaBe『Give Me Up』キャストを一新しシブがき隊の本木雅弘を投入。ユーロビート調の主題歌とともにトレンディ路線へシフト。

本作のストーリー構造における最大の誤解は、「単なる下ネタと悪ふざけの連続」と捉えられがちな点です。第1シリーズの物語は、団地に住む思春期の少年少女たちが、大人たちがひた隠しにする「性」の神秘に衝突し、傷つき、時には親世代と大激突しながらアイデンティティを模索する成長劇でした。

最終回のあらすじ結末は極めて象徴的です。突っ張り続け、頑なに心を開かなかったのどかが、とおるをはじめとする仲間たちや不器用に向き合おうとする父親の愛情に触れ、ついに殻を破ります。騒動の果てに訪れるのは、大団円の安らぎではなく、「性に翻弄されながらも大人の階段を一歩上がった少年少女たちのほろ苦い青春の旅立ち」でした。性衝動という原始的なテーマをフックにしながら、最終的には崩壊しかけた家族の再生を描ききったからこそ、当時の視聴者は過激さの奥にあるカタルシスに心を揺さぶられたのです。

また、本作を語る上で松本隆作詞・筒美京平作曲・船山基紀編曲によるC-C-Bの主題歌『Romanticが止まらない』の存在は不可分です。ピンクの髪でドラムを叩きながら高音ボーカルを響かせた笠浩二さんのビジュアルと、疾走感あふれるシンセポップサウンドはドラマのオープニング映像と奇跡的な融合を果たし、TBS系『ザ・ベストテン』でも首位を獲得。ドラマと音楽が完全に同期して時代を席巻するメディアミックスの先駆けとなりました。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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