腹部Ctでわかること全解説!肝胆膵の病気や検査費用と見落としの罠

腹部Ctでわかること全解説!肝胆膵の病気や検査費用と見落としの罠を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

腹部CT検査にかかる費用は、医療保険の適用があるかどうか、造影剤を使用するかどうかによって大きく変動します。医師が症状や健診異常から「病気の疑いがある」と判断して行う検査はすべて健康保険が適用されます。

  • 腹部単純CT検査:3割負担で約5,000円〜6,000円(1割負担:約1,700円〜2,000円)
  • 腹部造影CT検査:3割負担で約8,000円〜10,000円(1割負担:約2,700円〜3,300円)
  • 自費診療(人間ドック・オプション):全額自己負担となり、約20,000円〜35,000円前後

※上記は検査本体と画像診断管理加算の目安であり、初診料・再診料や事前の血液検査代などが別途加算されます。

腹部CT検査前の食事制限と絶食時間

検査当日の精度と安全性を左右するのが、事前の「食事制限」です。医療機関から渡される指示書には「検査前4〜6時間は絶食」と記載されているのが一般的です。

なぜ絶食が厳格に求められるのか、理由は2点あります。第1に、食事を摂ると胆嚢が収縮して胆汁を排出してしまうため、胆嚢が縮んで内部のポリープや胆石、胆嚢がんが観察できなくなるからです。第2に、造影剤の注入に伴って万が一急激な吐き気や嘔吐が生じた際、胃に未消化の食べ物が残っていると気道に食物が詰まって窒息や誤嚥性肺炎を起こす危険があるためです。

水分摂取については、脱水を防ぐため(特に造影剤を尿として速やかに体外へ排泄させるため)、検査直前まで水やお茶などの透明な水分は積極的に飲むことが推奨されるケースが大半です。ただし、牛乳や果汁入りジュース、糖分を多く含む清涼飲料水は胃内に残存しやすいため禁止されます。

腹部CT検査当日の流れと注意点詳細

  1. 問診・着替え:金属類のついた下着(ワイヤー入りブラジャー)、ベルト、ファスナー付きの服、湿布、カイロなどを外し、検査着に着替えます。金属は画像に強いアーチファクト(放射状のノイズ)を生じさせ、診断を妨げる原因になります。
  2. ルート確保(造影検査の場合):点滴用の針を腕の太い静脈に穿刺し、造影剤注入装置に接続します。
  3. スキャン室への入室・位置決め:検査台に仰向けに寝ます。ドーナツ状のガントリーと呼ばれる機械の中を寝台が移動しながら位置決め撮影を行います。
  4. 本撮影と息止め:「息を吸って、止めてください」という自動アナウンスに従い、10〜15秒ほど息を止めます。呼吸で横隔膜やお腹が動いてしまうと画像がブレてしまうため、確実な息止めが正確な診断を導きます。
  5. 造影剤注入の体感:造影剤が急速注入される際、喉の奥から下腹部、指先にかけてじわーっと強い熱感が走ります。これは薬液が血管を広げる正常な反応であり、数十秒で引いていくため焦る必要はありません。
  6. 検査終了後:造影検査を受けた場合は、造影剤の早期排泄を促すために500ml〜1L程度の水分を意識して多めに摂取します。
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest