琵琶湖で生まれたブラックバス世界記録の真相!栗田学氏の偉業と現在
琵琶湖で生まれたブラックバス世界記録の真相!栗田学氏の偉業と現在の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
釣り上げられた怪物の公式データは、重さ22ポンド4.97オンス(約10.12kg)、全長73.5cm、周囲(胴回り)68.5cmという想像を絶するプロポーションを誇っていた。長さはもちろんのこと、特筆すべきはその圧倒的な体高と横幅にある。まるでドラム缶のように太い胴回りは、豊かな琵琶湖のベイトを捕食し尽くした証拠だった。
なぜこの重さで「新記録」ではなく「タイ記録」なのか。その理由はIGFAの規定にある。既存の世界記録を更新して単独首位に立つには、既存記録を2オンス(約56.7g)以上上回る必要がある。栗田氏のバスは約0.97オンス上回っていたものの、規定の2オンス差にはわずかに届かず、ペリー氏の記録と並ぶ同率世界記録として認定されたのだ。
日本の歴代ビッグバスランキングを振り返っても、この数値は完全に別次元に位置する。かつて池原ダムなどで記録された60cm後半から70cm前後のスーパーランカーたちも、重さの面では6〜8kg台にとどまるケースがほとんどだった。長さ70cm超を示す「ナナマル」、60cm超の「ロクマル」が毎年争われる琵琶湖にあっても、10kgの大台を突破した魚体は後にも先にもこの1匹しか存在しない。