犬のアンチノールで肝臓が悪くなる?数値上昇の真相と獣医師の最新見解
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極めて安全性の高いアンチノール プラスですが、すべての犬にとって万能というわけではありません。愛犬の病歴や健康状態によっては、投与に慎重な判断が求められる、あるいは投与を避けるべき条件が存在します。
1. 急性膵炎の既往がある犬・高脂血症の犬
過去に急性膵炎を起こしたことがある犬や、高トリグリセリド血症などの脂質代謝異常を抱えている犬は要注意です。アンチノールのカプセルに含まれる脂質量は極微量であるものの、膵臓が過敏になっている状態では、わずかな油分でも膵炎再燃の引き金になるリスクがあります。膵炎は重篤化すると二次的に激しい肝障害(黄疸や肝不全)を誘発するため、「アンチノールを飲ませて肝臓が悪くなった」と錯覚される典型例の一つとなります。
2. 深刻な胆汁うっ滞・重度の胆嚢疾患を抱える犬
胆嚢内に泥状の胆汁が溜まる胆泥症が重度化している場合や、胆管閉塞のリスクがある犬に対しては、脂肪分の摂取管理がシビアになります。胆汁酸の分泌がスムーズに行われない状況下では、オメガ3オイルの適切な消化吸収ができず、腹痛や嘔吐を招く恐れがあります。
3. 甲殻類・貝類への重度のアレルギーを持つ犬
アンチノールの主成分はニュージーランド産のモエギイガイであり、アンチノール プラスにはオキアミ由来のクリルオイルも配合されています。タンパク質は高度に精製・除去されていますが、重度のアレルギー体質を持つ個体ではアレルギー性の胃腸炎を引き起こす可能性が排除できません。