小金井市立前原小の評判と真相|先進Ict教育の現在地と中学受験
小金井市立前原小の評判と真相|先進Ict教育の現在地と中学受験にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
前原小学校を語る上で欠かせないのが、2016年から2019年にかけて校長を務めた松田孝(まつだ・たかし)氏による大胆な学校改革です。当時、全国の公立校ではまだ珍しかった「児童一人1台のタブレット端末」環境を整備し、低学年からScratchやViscuit、micro:bitを用いた本格的なプログラミング授業を通常カリキュラムへ組み込みました。
松田元校長は自著や教育シンポジウムの場で「ICTは文房具であり、児童が主体的に思考し表現するためのツールに過ぎない」と一貫して説き続けました。教員主導の一斉教授スタイルを脱却し、子どもたちが互いに画面を見せ合いながら試行錯誤する授業スタイルは、教育界に大きな衝撃を与えました。定期的に開催された公開授業には、全国各地から教育委員会関係者や教員、大学教授が詰めかけ、参観者が校舎からあふれるほどの盛り上がりを見せた歴史があります。
校長交代後、一過性のブームで終わるのではないかと懸念された時期もありましたが、現場ではICTを活用した対話型学習のノウハウが組織的な指導体系として定着しています。単なる機器操作スキルの習得にとどまらず、自ら課題を設定して解決へ導く問題解決能力を育む土壌が、今日の教育活動にも確実に息づいています。