赤玉土と鹿沼土の違いを徹底解剖!酸度や排水性の罠と失敗しない黄金比率

赤玉土と鹿沼土の違いを徹底解剖!酸度や排水性の罠と失敗しない黄金比率の全体像を詳しく解説してご紹介します。

園芸用土の違いや見分け方を理解するうえで、最も基本的かつ決定的な要素は「化学性(酸度・保肥力)」と「物理性(粒の硬さ・保水排水バランス)」の2点に集約されます。外見上、赤玉土は赤褐色から暗褐色でやや重みがあり、鹿沼土は淡黄色からクリーム色で乾燥すると白っぽく非常に軽量という分かりやすい特徴を持っています。

採掘される地層の成り立ちにも明確な差異が存在します。赤玉土は関東ローム層の火山灰土である赤土の中層から採掘され、有機物をほとんど含まない粘土質の団粒構造を持ちます。一方の鹿沼土は、栃木県鹿沼市周辺に堆積した約3万2000年前の赤城山噴火に伴う軽石層(鹿沼軽石層)から採掘・選別されたものであり、本質的には多孔質の軽石粒子です。

項目赤玉土(一般的な硬質基準)鹿沼土(一般的な硬質基準)編集部の見解・評価原質・産地関東ローム層の赤土(火山灰土)栃木県鹿沼地方の軽石層(火山性軽石)土(粘土団粒)と石(多孔質軽石)という本質的な素材差がある。酸性度(pH値)pH 5.5 〜 6.5(弱酸性)pH 4.0 〜 5.5(強酸性〜酸性)植物ごとの適合を分ける最重要指標。鹿沼土はピートモス並みに酸っぱい。保水性と通気性保水性が高く、適度な排水性を維持保水性は控えめで、極めて高い排水性・通気性乾燥を好む植物や根腐れ対策には鹿沼土、水分を好む植物には赤玉土が有利。保肥力(CEC)中程度(約15〜25 meq/100g)極めて低い(約5〜10 meq/100g)鹿沼土は肥料分を蓄える力が弱く、追肥管理を前提とする必要がある。乾湿の視認性乾くとやや明るくなるが判別に慣れが必要濡れると黄色、乾くと白く変色(極めて明瞭)初心者にとって水やりのタイミングが一目でわかる利便性は鹿沼土の特権。14L実売相場500円 〜 900円前後(硬質ブランドは1,000円超)600円 〜 1,000円前後(三本線等は1,200円超)どちらも安価だが、微塵(みじん)の少ない焼き抜き硬質品を選ぶのが鉄則。
松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest