激痛と腫れの正体は?炎症性粉瘤の症例画像と皮膚科の最新治療法
激痛と腫れの正体は?炎症性粉瘤の症例画像と皮膚科の最新治療法とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
顔や背中、首の後ろ、お尻などに赤い腫れができると、多くの人が「大きめのニキビ」や「おでき(せつ・よう)」と混同しがちです。しかし、病態の構造には決定的な違いがあります。
おできと粉瘤の違い・見分け方を整理すると、ニキビやおできは毛穴の皮脂腺にアクネ菌や黄色ブドウ球菌が感染して起きる一時的な化膿です。一方、粉瘤は皮膚の奥に表皮細胞でできた袋(嚢腫)が形成され、その中に本来剥がれ落ちるはずの角質と皮脂が何層にも蓄積していく良性腫瘍です。
粉瘤を放置して悪化させる最大のリスクは、皮膚の下で袋が完全に破裂し、広範囲に蜂窩織炎(ほうかしきえん)を引き起こすことです。炎症が深部に及ぶと皮膚組織が破壊され、治癒した後にクレーター状の陥没瘢痕やケロイドのような硬い傷跡が残ってしまいます。