地獄のフブキがB級1位に留まる真意と強さの秘密|タツマキとの確執
地獄のフブキがB級1位に留まる真意と強さの秘密|タツマキとの確執の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
そんなフブキの硬直した世界を根底から破壊したのが、サイタマとの出会いでした。当初はいつものようにB級の新入りとしてサイタマを勧誘し、従わなければ排除しようと襲いかかりましたが、サイタマの規格外の強さの前に手も足も出ず敗北します。さらに直後、音速のソニックとジェノスの超常的な戦闘を目の当たりにし、自分が狭い井戸の中で威張っていただけの蛙であったことを痛感させられます。
しかし、フブキの非凡な点はここからの立ち回りにあります。彼女はサイタマの無尽蔵の強さに目をつけ、「彼を自分の配下(フブキ組)に取り込めば、タツマキをも越える派閥を作れる」と目論み、サイタマの自宅へ頻繁に出入りするようになります。サイタマ本人は「組に入った覚えはないし、友達でもない(ただの知り合い)」とあしらい続けますが、気づけばサイタマの部屋にはジェノス、キング、シルバーファングらS級ヒーローが集うようになり、ネット上で通称「サイタマ組(サイタマフレンズ)」と呼ばれる奇妙なコミュニティが形成されていきました。
では、フブキはサイタマに恋愛感情としての好意を抱いているのでしょうか。原作および村田版の描写を精査すると、現段階では純粋な甘い恋愛感情というよりも、「どれだけ姉が暴走しても決して揺るがない唯一の絶対的安全地帯」としての全幅の信頼と憧れが主軸にあります。しかし、サイタマに高級肉を奢らされたり、雑に扱われながらもなんだかんだで頼りにしてしまう関係性は、傍から見れば非常に親密であり、読者から「もはや夫婦の空気感」「事実上のヒロイン枠」と親しまれる理由となっています。