胸の張りと痛みを劇的ケア!助産師が明かす正しい母乳マッサージ法
胸の張りと痛みを劇的ケア!助産師が明かす正しい母乳マッサージ法に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
産直後の乳房は、急激に血流とリンパ液が流れ込み、母乳の生成が爆発的に始まる。この時に起きる激しい張りや熱感は、新米ママにとって最初の大きな試練だ。「痛くて赤ちゃんの抱っこすらつらい」「触れるだけで激痛が走る」という悲鳴は決して珍しくない。しかし、ここで絶対にやってはならないのが、力任せにギューギューと胸を強く押し潰す揉み方だ。
現場の助産師が口を揃えて指摘するのは、乳房の組織は非常にデリケートであるという事実だ。炎症を起こして腫れ上がった乳腺を強く圧迫すると、毛細血管が傷つき、かえって浮腫(むくみ)が悪化してしまう。痛みを劇的に和らげる本当の秘訣は、乳房の「基底部(土台部分)」の可動性を高めることにある。
日本における無痛乳房手技の先駆者である桶谷そとみ氏の理念を継承する「桶谷式母乳育児推進協会」でも、痛みのない優しい施術が徹底されている。家庭で行うセルフケアの正しい手順も基本は同じだ。
まず、肩や背中の力を抜き、深呼吸をして全身の緊張を緩める。次に、乳房の根元(胸筋の上)に優しく手を添え、上下左右にゆりかごを揺らすように滑らかに動かしていく。乳頭や乳輪の絞り出しだけに執着せず、土台の循環を促すことがポイントだ。母乳育児を順調に進めるためには、痛みを感じたらすぐに力を緩め、決して無理をしない優しさが何よりも求められる。