中央集権国家とは?地方分権との違いと歴史が暴く意外なリスクを徹底解説
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近代政治学の基礎を築いたトマス・ホッブズは、著書『リヴァイアサン』の中で強力な中央権力の必然性を説いた。人間同士が争う混乱状態を避けるため、人々は自らの権利を強大な主権者に委ね、社会秩序を維持させるべきだと論じたのだ。
この考え方は日本の近代化プロセスにも色濃く現れている。司馬遼太郎の名作であり、NHKのスペシャルドラマとしても語り継がれる『坂の上の雲』は、明治日本が欧米列強に対抗するため、急速に中央集権体制を構築していく姿を描いた。版籍奉還や廃藩置県による財政・軍事の一元化は、近代国家としての独立を守る絶対条件だった。だが同時に、その過剰な権力集中がのちに国家全体の舵取りを誤らせていった歴史の影も忘れてはならない。