スカイツリーの重さは何トン?東京タワー10倍の真相と驚異の構造美
スカイツリーの重さは何トン?東京タワー10倍の真相と驚異の構造美に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
4万トンを超える超巨大な塔が、地震大国である日本の軟弱な東京下町地盤にしっかりと立ち続けられる理由は何でしょうか。そこには、世界初となる画期的な免震・制振テクノロジーが組み込まれています。
1. 五重塔の知恵を現代に再現した「心柱制振(しんばしらせいしん)」
スカイツリーの中心部には、直径8m、厚さ最大60cm、高さ375mに及ぶ鉄筋コンクリート製の円筒「心柱」が中空に吊り下げられるように配置されています。この心柱単体だけで約1万1,000トンもの重量があります。
外側の鉄骨トラス塔体と中央の心柱は剛結されておらず、オイルダンパーと呼ばれる特殊な油圧装置を介して連結されています。地震が発生した際、外側の塔と内側の心柱が互いに「逆の周期」で揺れ合うことで、地震エネルギーを最大50%打ち消す仕組みです。法隆寺などの伝統的な五重塔が過去千年以上倒壊しなかった構造力学を、最新のRC造(鉄筋コンクリート)技術で蘇らせました。
2. 地下50mの強固な支持層に根を張る「ナックル・ウォール工法」
タワー本体の重量4万1,000トンを受け止める基礎構造も圧巻です。東京スカイツリーの足元には、深さ約50mの堅固な地盤(東京礫層)まで連続した地中連続壁杭が打ち込まれています。杭の側面にコブ(節)状の突起を連続して設ける「ナックル・ウォール工法」を採用し、大樹が地面深くに強靭な根を張り巡らせるかのように、摩擦力と先端支持力でタワーを強固にホールドしています。