年齢詐称はなぜバレる?アプリや履歴書の嘘が招く法的リスクと心理
年齢詐称はなぜバレる?アプリや履歴書の嘘が招く法的リスクと心理とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
合コンや雑談で実年齢より少し若く見せる「サバ読み」と、公的な書類や規約が存在する場で生年月日を偽る「年齢詐称」には、社会通念上および法律上、極めて大きな隔たりがあります。日常会話における数歳のサバ読みは道義的な問題にとどまりますが、相手に誤認を与えて金品を詐取したり、資格要件を満たしていないにもかかわらず虚偽の申告を行ったりした瞬間、明確な違法行為へと変貌します。
年齢詐称の違法性を判断する上で焦点となるのが、「欺罔(ぎもう)行為」によって相手を騙し、本来得られないはずの利益を得たかどうかです。婚活市場や就職活動では、相手側が提示している明確な条件(年齢制限や信頼関係の前提)を意図的にすり抜ける行為そのものが、契約の根幹を揺るがす不法行為とみなされます。
刑事事件として年齢詐称が罪に問われる典型例が、刑法246条の詐欺罪です。たとえば、年齢を偽って結婚相談所やマッチングアプリに登録し、好意を抱かせた相手から結納金や多額の金銭を騙し取った場合、詐欺罪が成立し10年以下の懲役に処される可能性があります。また、他人の身分証を加工・偽造して生年月日を誤魔化した場合は、刑法159条の有印私文書偽造・同行使罪や公文書偽造罪など、極めて重い罪責を負うことになります。