ウインナーコーヒーの正しい飲み方!混ぜる・混ぜない論争と喫茶店マナー
ウインナーコーヒーの正しい飲み方!混ぜる・混ぜない論争と喫茶店マナーにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
ウインナーコーヒーという名称を聞いて、食肉加工品の「ウインナーソーセージ」が入っているのかと誤解する初心者もかつては存在しましたが、この語源はオーストリアの首都「ウィーン(Wien)」に由来します。
ウインナーコーヒー発祥由来の歴史を紐解くと、17〜18世紀のウィーンで活躍した「辻馬車の御者(ぎょしゃ)」に行き着きます。御者たちが客を待つ極寒の屋外で珈琲を飲む際、寒風ですぐに珈琲が冷めてしまわないよう、また揺れる馬車の上で珈琲がこぼれないよう、表面を分厚い生クリームの層で蓋をしたことが始まりとされています。この御者用の一頭立て馬車をドイツ語で「アインシュペナー(Einspänner)」と呼んだことから、現地では今もその名で親しまれています。
一方、日本において「ウインナーコーヒー」という和製英語を広めたのは、東京・神田神保町にある1949年創業の老舗喫茶店「ラドリオ」とされています。初代店主がウィーンで飲んだ珈琲の味わいを日本人に紹介すべくメニュー化した際、親しみやすさを込めて「ウィーン風の珈琲=ウインナーコーヒー」と命名したのが国内発祥の定説です。