枝毛を切ると逆効果?最新の毛髪科学が解き明かす正しい補修術
枝毛を切ると逆効果?最新の毛髪科学が解き明かす正しい補修術に関する主要な事実を丁寧にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
「切ったはずなのに、数日経つと前より毛先がパサつき、裂け目が広がっている」。こうした悩みを訴える声は後を絶たない。公益社団法人日本毛髪科学協会の専門家らによれば、この現象の鍵を握っているのが毛髪内部の構造変化だ。
毛髪の外側を守るキューティクルは、硬く繊細なウロコ状の組織である。切れ味の悪い刃物で圧迫するように切断すると、毛髪の芯にあるコルテックスが押し潰され、断面の周囲に無数の微小な亀裂(マイクロクラック)が生じる。この亀裂から内部のタンパク質や水分が急速に流出し、わずか数日で切り口から縦方向に裂け目が進行する。つまり、適切でないカットは新たな枝毛を自ら生み出しているようなものなのだ。