馬の視界は驚異の350度!見えない死角とブリンカー装着の真相
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動物の目の位置は、その生物が「追う側(肉食動物)」か「追われる側(草食動物)」かによって大きく異なります。ライオンやチーター、そして人間のような捕食者は、獲物との距離感を正確に測るために顔の正面に目が並んでいます。対照的に、草食動物の視野が広い理由は、草を食んでいる最中でも周囲360度から忍び寄る外敵をいち早く発見し、即座に逃走するためです。
馬の頭部を観察すると、目が顔の真横に突き出すように配置されています。この構造により、首を左右に振らなくても馬の視界は350度という驚異的なパノラマ視界を確保しています。人間が両目で見渡せる範囲がおよそ180度〜200度程度(有効視野はさらに狭い)であることを考えると、馬は文字通り「背後近くまで見えている」ことになります。
さらに馬の瞳孔は横に細長い形状をしており、地平線や水平方向の動きをワイドスクリーンのように捉えることに特化しています。わずかな草の揺れや影の動きにも敏感に反応できるのは、広大な視野と横長瞳孔のコンビネーションによる賜物です。