わずか7日で消えた昭和64年の闇!傑作サスペンスが暴く真相

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この7日間という極小の期間に、もし最悪の凶悪犯罪が発生し、時代の変わり目の混乱に呑まれて迷宮入りしていたらどうなるか。その戦慄すべき着想から生まれたのが、雨宮翔子ちゃん誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」だ。

物語のなかで事件が起きたのは、昭和64年1月5日。警察が威信をかけて捜査本部に動員されたまさにその最中、天皇崩御の報が入り、日本中が改元の熱狂と自粛の渦に巻き込まれていく。世間の関心は一気に皇室報道へと奪われ、犯人への包囲網は混乱の中で寸断された。身代金2000万円を奪われた末、幼い命は奪われ、犯人は煙のように消え去る。

改元という国家的大事件の陰に隠れ、風化の危機に晒され続けた未解決事件。そこには、捜査ミスの隠蔽に走る警察上層部と、被害者遺族の引き裂かれた人生という、あまりにも重い歴史の闇が横たわっていた。時効というタイムリミットが迫るなか、残された者たちの執念が静かに燃え上がっていく。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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