街から消えたまいどおおきに食堂の真相|店舗激減と値上げの現在
街から消えたまいどおおきに食堂の真相|店舗激減と値上げの現在を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
値上げや店舗減少という逆風に晒されながらも、熱烈なリピーターを惹きつけて離さないキラーコンテンツが存在する。それが注文を受けてから専用のフライパンで1本ずつ丁寧に巻き上げるまいどおおきに食堂玉子焼きだ。
現場のカウンター越しに見る手際の良さは職人技そのもの。ネギ入り、紅生姜入り、チーズ入り、あるいはその組み合わせを客の目の前で焼き上げ、熱々の湯気を立てた状態で提供される。箸を入れた瞬間に広がる出汁の香りと、プルプルの絶妙な火入れ加減は、競合チェーンのセントラルキッチン製では決して再現できない。「玉子焼きと炊き立てのご飯、味噌汁だけで十分に通う価値がある」と証言する長年のファンが少なくないのも頷ける。
一方、利用形態の多様化も進んでいる。近年の時短ニーズを背景に、まいどおおきに食堂テイクアウトの需要は堅調だ。専用の弁当パックに自分で選んだおかずを詰めるバイキング形式の持ち帰りや、あらかじめバランス良く詰め合わされた日替わり弁当など、オフィス街や住宅街の需要をしっかり掴んでいる店舗も見られる。
しかし、かつての強みだったまいどおおきに食堂朝食メニューに関しては、明暗が分かれている。早朝営業を行っていたロードサイド店舗の多くが、深夜早朝の人手確保難と電気代高騰を理由に営業時間を「11時開店」へと後ろ倒しにした。現在も朝食営業を継続している希少な店舗では、納豆、生卵、焼き魚、豚汁などを組み合わせたワンコイン前後のセットが重宝されているものの、全店規模での展開からは大きく後退しているのが実情だ。
さらに健康志向の観点から見逃せないのが、公式サイト等で公開されているまいどおおきに食堂カロリー一覧の数値である。魚や煮物を選べば極めてヘルシーに抑えられる反面、揚げ物(鶏の唐揚げ、メンチカツ、コロッケ)やマヨネーズを添えたポテトサラダを無意識に重ねると、1食あたりの総カロリーが1,200kcal〜1,400kcalをあっさり超えてしまう。栄養バランスを自分で完全に管理できる反面、自己管理能力が試される環境であることは利用者の生々しい口コミからも読み取れる。