ぶどうの袋かけ時期はいつ?1週間の遅れが命取りになる理由と対策

ぶどうの袋かけ時期はいつ?1週間の遅れが命取りになる理由と対策に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

ぶどうの袋かけ時期は、暦の日付だけで機械的に決めることはできません。地域ごとの開花時期やジベレリン処理の進捗、そして何よりも「果粒の肥大段階」に合わせて判断する必要があります。特に近年は春先の気温上昇に伴い、生育ステージ全体が平年より5日から10日ほど前倒しになる傾向が定着しています。

以下の比較表は、主要品種における作業適期、果粒のサイズ基準、および推奨される専用袋の特性を体系化したデータです。自身の園地や庭木のステージと照らし合わせ、適切な資材を準備する基準として活用してください。

対象品種最適時期(暖地〜中間地基準)果粒サイズの目安推奨される果実袋の種類・選定基準シャインマスカット6月下旬〜7月上旬
(2回目ジベ処理後10〜15日)横径12〜15mm前後
(小豆大から大豆大の間)白、青、または遮光緑色袋
直射日光による褐変・日焼け症を防ぐため、日当たりの強い園では遮光度30〜40%の袋が必須。巨峰・ピオーネ
(黒系中大粒種)6月中旬〜6月下旬
(摘粒完了の当日から翌日)横径13〜16mm前後
(親指の第一関節大)白色撥水袋、または新聞袋
着色に必要な光線透過率を確保しつつ、防菌・撥水性を重視した中庸な透過性袋を選択。デラウェア
(小粒早生種)6月上旬〜6月中旬
(梅雨入り直前の最優先作業)横径8〜10mm前後
(房が密着し始める直前)小型の白袋、または有孔ポリ傘併用
果房が極めて密着するため、内部の湿度滞留を防ぐ通気性重視の小型規格を使用。クイーンニーナ等
(赤系大粒種)6月下旬〜7月上旬
(粒抜きと房づくり直後)横径14〜17mm前後
(大豆大を超えた直後)透明窓付き白袋、または淡青色袋
着色不良を起こしやすいため、光を遮断しすぎない高透過性袋または除袋前提の資材が適する。

ここで着目すべきは、どの品種であっても「粒同士が完全に押し合いを始める前」に袋かけを終わらせている点です。果粒同士が密着してしまうと、粒の隙間に薬剤が行き届かなくなるばかりか、万が一内部に湿気や雨水が入り込んだ際に乾きにくくなり、灰色かび病や晩腐病の温床となるからです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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