上の値は正常なのに下の血圧が高いのはなぜ?放置のリスクと改善法
上の値は正常なのに下の血圧が高いのはなぜ?放置のリスクと改善法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。
上の値は正常なのに下の血圧が高いのはなぜ?放置のリスクと改善法について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
日本高血圧学会のガイドラインにおいて、診察室血圧で拡張期血圧が85mmHg以上は「高値血圧」、90mmHg以上に達すると明確に「高血圧(I度高血圧)」と分類されます。家庭での測定基準はさらに厳格で、診察室より5mmHg低い85mmHg以上で治療や指導の対象となります。
収縮期と拡張期の数値の組み合わせによって、血管や臓器にかかっている負荷の性質は大きく異なります。自らの現在地を正確に把握するために、以下の分類基準と臨床的リスクを照らし合わせてみてください。
血圧分類(診察室基準)詳細・数値データ一般的な基準・血管状態編集部の見解・評価正常血圧上 120未満 かつ
下 80未満 mmHg大動脈の弾力・末梢循環ともに極めて良好な理想的状態現状の食生活や運動習慣を継続して維持すべきライン高値血圧(要注意域)上 120〜129 かつ
下 80〜84 mmHg血管の内皮機能が低下し始め、自律神経の乱れが出現生活習慣の微調整で正常値へ容易に戻せる最後の猶予期間孤立性拡張期高血圧
(下だけ高い病態)上 130未満 かつ
下 85〜90以上 mmHg大動脈の柔らかさは保たれる一方、末梢細小血管が強く収縮30〜40代に多発。放置すると血管硬化が進行し上も上昇するI度・II度高血圧上 140以上 または
下 90以上 mmHg全身の動脈硬化が進展し、心臓・腎臓・脳血管への過負荷が常態化医療機関での診察が必須。生活改善と並行して薬物療法も視野
下の血圧 90以上 理由を探ると、太い大動脈は柔軟性を保っているため心臓からの拍出をクッションのように吸収できるものの、送り出された先の細い血管が過度の緊張や血液ドロドロ化によって目詰まりを起こしている実態が浮かび上がります。