最後から2番目の恋の結末とキャストの現在|続編の真相を徹底追跡

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多くの視聴者が息を呑んで見守ったのは、テレビ局プロデューサーとして第一線を走り続ける吉野千明(小泉今日子)と、鎌倉市役所の観光推進課で実直に生きる長倉和平(中井貴一)が、最終的にどのような関係に落ち着くのかという一点であった。世間一般のラブストーリーが目指しがちな「恋愛成就=結婚」という結末に対し、名手・岡田惠和の脚本が提示した答えは、はるかに成熟し、痛快なものであった。

2012年の第1期最終回において、千明は46歳、和平は51歳。お互いに惹かれ合い、酔った勢いでキスを交わしながらも、決定的な一線を越えることはなく、隣人としての心地よい距離感を保ち続けた。そして2年後の2014年に放送された『続・最後から二番目の恋』最終話では、50歳の大台を迎えた千明と、52歳となった和平の「その先」が描かれる。

作中で二人は、互いにとって代えがたい存在であることを自覚しながらも、同棲や入籍といった既存の家族形態には踏み込まなかった。和平は千明に対し、「ファンキーな50代になろうじゃないか」と語りかけ、老いゆく不安も孤独もすべて丸ごと抱えたまま、笑い飛ばして生きていく覚悟を共有する。古民家の縁側で繰り広げられるマシンガンのような口喧嘩の末に、二人は「恋人」という枠組みを超越し、いつでも隣で悪態をつき合いながら背中を支え合える「人生の伴走者」となったのである。形式的なハッピーエンドをあえて外し、人生の黄昏時を力強く肯定したラストシーンは、リアルタイム世代のみならず現代の単身層からも絶賛を浴びた。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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