五輪優先で中日を去った元Mlb捕手ディンゴ!衝撃退団の真相
今注目を集めている 五輪優先で中日を去った元Mlb捕手ディンゴ!衝撃退団の真相について、多角的な視点を整理して公開しています。
1999年のオフ、日米の球界関係者は耳を疑った。ブルワーズで主軸を張り、同年のMLBオールスターに選出されたオーストラリア人捕手、デビッド・ニルソンがNPB移籍を決断したというニュースが駆け巡ったからだ。メジャーで脂が乗り切ったトップ選手がアジアのリーグへ移籍すること自体、当時としては前代未聞の事件だった。
だが、移籍の動機はマネーゲームではなかった。彼の心にあったのは、ただ一つ。母国で開催される「2000年シドニーオリンピック野球競技」に、野球オーストラリア代表の主将として出場することだった。当時のMLB機構は、現役メジャーリーガーの五輪出場を一切認めていなかった。メジャーに残留すれば、自国開催の五輪という生涯一度の夢が潰える。そこで浮上したのが、五輪期間中の代表合流と離脱を契約条件として容認した中日ドラゴンズだった。登録名を親しみやすい「ディンゴ」とし、異例の条件を呑む形で日本球界入りを果たしたのである。