関東ローム層とは?地震に強いは嘘?液状化リスクの真相を徹底解説
関東ローム層とは?地震に強いは嘘?液状化リスクの真相を徹底解説についての真相をお届けします。
Q1:関東ローム層の上なら、地盤改良工事は絶対に不要ですか?
A1:一概に不要とは言えません。自然堆積したローム層自体は十分な支持力を持ちますが、その上部に存在する有機質土(黒ボク土)が厚い場合や、過去の造成で盛土が行われている場合は、不同沈下を防ぐための表層改良や柱状改良が必要になります。地盤調査の判定を複数の独立系専門家に見てもらう相見積もりが賢明です。
Q2:園芸用の「赤玉土」や「鹿沼土」と関東ローム層は同じものですか?
A2:密接な関係があります。赤玉土は関東ローム層の中層(赤土層)を乾燥させ、粒の大きさを揃えて選別したものです。また、鹿沼土は関東ローム層の上部に堆積した「鹿沼軽石層」と呼ばれる軽石質の火山灰層を採取したものであり、いずれも火山の噴出物に由来しています。
Q3:過去の大地震で、関東ローム層の地域はどのような被害を受けましたか?
A3:大正12年の関東大震災や平成23年の東日本大震災において、武蔵野台地などの安定したローム層地域では、沖積低地や埋立地と比べて倒壊率や液状化被害が明確に低く抑えられました。ただし、台地のヘリにあたる崖崩れや、谷を埋めた大規模盛土造成地での地滑り被害は発生しているため、地形の起伏には注意が必要です。
Q4:水はけ(透水性)が悪いと聞きますが、大雨の時の浸水リスクはどうですか?
A4:関東ローム層は緻密な粘土質であるため、砂に比べると地中への浸水速度は緩やかです。敷地の排水計画が不十分だと豪雨時に水たまりができやすくなります。ただし、台地自体が高台に位置するため、河川の氾濫による大規模な外水氾濫リスクは低地よりも圧倒的に低くなります。雨水の表面排水(側溝や雨水マス)を適切に設計することがポイントです。