メダカの産卵時期はいつまで?産まない決定的な理由と爆産の鉄則
メダカの産卵時期はいつまで?産まない決定的な理由と爆産の鉄則について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。
産卵条件が整った段階で爆発的な産卵数を引き出すためには、「栄養戦略」と「物理的トラップ(産卵床)」の最適化が必須となります。
まず給餌において圧倒的な差を生むのがメダカ爆産を促す高栄養エサの投入です。第一線で活躍するトップブリーダーたちは、産卵期に入ると餌の質と給餌頻度を一変させます。乾燥飼料は粗タンパク質52%以上、粗脂肪10%前後のハイエンド繁殖専用フード(キョーリン「メダカの舞 ブリード」や各種ハイグロウ系)を主軸に据えます。これに加え、生き餌であるタマミジンコや孵化させたばかりのブラインシュリンプを1日1〜2回併用します。生き餌に含まれる酵素や不飽和脂肪酸は卵巣の発達を劇的に後押しします。給餌は「1回で食べ切る量を1日3〜4回」に小分けして与えるのが、水質を汚さずにメスを太らせる鉄則です。
次に成否を握るのがメダカ産卵床の選び方とおすすめの素材です。メスは明け方に排卵し、腹部にブドウの房のように卵をぶら下げた(抱卵)状態で泳ぎ回ります。その後、午前中のうちに水草や繊維質の障害物に体をこすりつけ、卵の付着糸を絡ませて産み落とします。
現在、実用性で選ばれている産卵床は以下の3種に集約されます。
最も確実でおすすめなのは、セリアやダイソーの研磨剤不使用タワシ(ポリエステル製)を加工した「浮き型産卵床(通称:コロたまボール型)」です。繊維が細かく卵が外れにくいうえ、水洗いと煮沸消毒による再利用が容易で、病原菌の持ち込みリスクを最小化できます。天然派にはホテイアオイ根部が依然として根強い支持を集めますが、屋外ではスネールや害虫の卵が混入するリスクがあるため入念な薬浴洗浄が前提です。また、最近ではチュール生地(ウエディングドレス等に使われるナイロンネット)を用いた産卵床も、親魚のヒレを傷めず付着性に優れるとして支持を広げています。
交尾が順調に行われているかどうかは、早朝のメダカの繁殖と交尾の兆候を観察すれば一目瞭然です。夜明け直後、オスはヒレを全開にしてメスの前を横切る「求愛ダンス」を見せます。メスが受け入れると、オスは背ビレと尻ビレでメスの体を抱きかかえるように密着させ、激しく震えながら放精と放卵を同時に行います。このダイナミックな絡み合いが見られれば、数時間後には産卵床への付着が完了します。