安藤忠雄の「こども本の森」予約殺到の裏側と独占混雑回避ルート
安藤忠雄の「こども本の森」予約殺到の裏側と独占混雑回避ルートにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
広大な中之島公園の豊かな緑に抱かれたロケーションも、この場所を特別なものにしている。館内の児童書・絵本は、背表紙ではなく表紙全体を見せる「面陳列」が徹底されており、書架を眺め歩くだけで色彩豊かなギャラリーを散策している感覚に陥る。
特筆すべきは、館内の本を中之島公園の屋外へ持ち出して読める運用だ。芝生の上に広げられたピクニックシートで、子どもが母親の膝に頭を預け、川のせせらぎをBGMに絵本を開く。そんな光景がここでは当たり前のように息づいている。
従来の公共文化施設にありがちだった「静粛に」「走らないで」という過度な制約を、空間設計の力で自然と解き放つ。本を「読むもの」から「体験するもの」へと拡張した功績は大きい。