塩ノ山に武田信玄の隠し塩?古今和歌集の聖地で迫る秘められた謎

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今川氏や北条氏によって塩の供給を断たれた武田領国において、上杉謙信が塩を送った「義塩」のエピソードはあまりにも有名だ。しかし、百戦錬磨の軍略家であった武田信玄が、単なる宿敵の情けだけに依存していたとは考えにくい。地元・甲州市で長年歴史解析を進める研究家は、「信玄公は万が一に備え、領内の特定拠点に食塩や鉱物資源を極秘保管させていた可能性が高い」と語る。

その最有力候補と目されてきたのが塩ノ山だ。古くから『古今和歌集』にも詠まれるほどの聖地であり、神聖不可侵の領域とされていたこの山は、外部の人間や他国のすっぱ(忍び)の立ち入りを拒むための絶好の「目くらまし」となった。さらに近年の現地調査では、山麓周辺の地層構造や古い蔵の記録から、かつて特定の物資が集中管理されていた痕跡が浮き彫りになりつつある。聖地という宗教的封印を利用した戦国大名の軍事機密――これこそが、長年隠されてきた真相の一端である。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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