ススキノ事件・田村瑠奈の小学校時代|法廷が暴いた孤立と家族の闇
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歓楽街の片隅にあるホテルの一室で男性の頭部が持ち去られるという前代未聞の猟奇事件。現場に残された状況の異質さは、熟練の捜査員すら言葉を失うほどだった。北海道警察が防犯カメラの映像を丹念に解析し、割り出した容疑者宅へ踏み込んだとき、浴室で発見された切断遺体の一部は日本中を凍りつかせた。
逮捕されたのは、当時29歳の田村瑠奈被告とその両親である。精神科医として地域医療に携わっていた父の田村修被告、そして娘の異様な行動を容認し続けた母の田村浩子被告。知的な家庭という外見の裏で、自宅内では常軌を逸した「瑠奈至上主義」の生活が営まれていた。娘を「お嬢さん」と呼び、異様な要求に従い続ける両親。その異常な共依存関係は、突如として生まれたものではない。