クレパスとクレヨンの違いを徹底比較!商標の真相と失敗しない選び方

クレパスとクレヨンの違いを徹底比較!商標の真相と失敗しない選び方の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

クレヨンとクレパスの最大の違いは、着色用の「顔料」を固めるために用いられる結合材(メディウム)の成分構成にあります。日本工業規格(JIS S 6026)においても、両者は明確に異なる分類基準が定められています。

クレヨンは、主成分である顔料にパラフィンワックス(鉱物性ワックス)や硬化油などを高比率で配合して熱で溶かし、型に流し込んで冷やし固めた画材です。油分のうち液体油はほとんど含まれておらず、固形ワックスの比率が全体の約50〜60%を占めます。この構造により、棒自体が非常に硬く、筆圧のコントロールが未発達な幼児が力任せに握りしめて描いても容易には折れません。仕上がりはサラッとしており、シャープで均一な線を描く「線描」に特化しています。

一方のクレパスは、顔料と固形ワックスに加えて液体油(ミネラルオイルなど)を約10〜20%ブレンドしている点が決定的に異なります。この液体油がクッションと潤滑油の役割を果たすため、クレヨンに比べて格段に軟らかく、バターのように滑らかな描き心地を生み出します。紙の上に油絵具のような厚みのある塗膜を形成できるため、広い面積を隙間なく塗りつぶす「面塗り」や、色の上に別の色を擦りつける「重ね塗り」、指やティッシュでこすってグラデーションを作る「混色・ぼかし」といった多彩な表現が可能です。

項目クレパス(オイルパステル)クレヨン編集部の見解・評価主な原材料・成分顔料、ワックス、液体油(約15%配合)顔料、固形ワックス(液体油はほぼ皆無)液体油の有無が粘性と軟らかさを決定づける芯の硬さと耐久性軟らかい(強い筆圧で潰れ・折れやすい)硬い(強い筆圧にも耐え折れにくい)低年齢児の握力にはクレヨンが物理的に有利得意な表現技法面塗り、混色、重色、引っかき絵(スクラッチ)輪郭線、細部の線描、規則的なパターン描写図工の技法習得にはクレパスの表現力が必須手・衣服への付着性付着しやすく、油分で汚れが広がりやすい付着しにくく、手につきにくい加工品も多い管理の容易さではクレヨンに軍配が上がる市場平均価格(16色)650円〜900円前後600円〜850円前後価格差はわずかで選択の決定打にはならない
阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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