大相撲の元小結・龍虎はなぜ絶大な人気を誇ったのか?名勝負と急逝の真相
大相撲の元小結・龍虎はなぜ絶大な人気を誇ったのか?名勝負と急逝の真相について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
輝かしい活躍の一方で、龍虎の現役生活は過酷な怪我との戦いの連続でした。特に彼を苦しめたのが「アキレス腱断裂」という力士生命を脅かす致命的なアクシデントです。
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昭和47年(1972年)に右足のアキレス腱を断裂し、当時の公傷制度がない中で一時は幕下55枚目まで番付を落としました。通常の力士であれば引退を余儀なくされる絶望的な状況でしたが、龍虎は不屈のリハビリを経て幕内へと這い上がり、再び小結の座に返り咲くという奇跡のカムバックを果たしました。しかしその後、今度は左足のアキレス腱をも断裂。2度にわたる大手術と度重なる下半身の損傷により、本来の切れ味鋭い立ち合いが困難となり、昭和52年(1977年)5月場所をもって現役を引退することとなりました。
引退にあたり、相撲協会に残って年寄(親方)を襲名する道もありましたが、龍虎が選んだのはタレント・俳優への完全転身でした。この決断は当時としては極めて異例であり、角界の内外で大きな議論を呼びました。しかし持ち前の話術と人懐っこい笑顔、そして堂々たる体格を活かし、テレビ朝日系の国民的時代劇『暴れん坊将軍』ではめ組の小頭・龍虎役を好演。さらに料理番組『料理天国』やバラエティ番組のグルメリポーターとして全国のお茶の間に笑顔を届けました。相撲界で培った礼儀正しさと愛嬌を武器に、タレントとしても確固たる地位を築き上げたのです。