最後の相場師・是川銀蔵の真実|無一文から巨富を築いた投資五ヶ条
今注目を集めている 最後の相場師・是川銀蔵の真実|無一文から巨富を築いた投資五ヶ条について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
銀蔵が生涯の相場生活で体得し、自著『相場師一代』などで後世に残した哲学が、有名な「投資五ヶ条」です。現代のアルゴリズム取引やAIトレードが席巻する市場においても、この5つの戒めは色褪せるどころか、ますます重要性を帯びています。
是川銀蔵が遺した「投資五ヶ条」- 銘柄は、人が天下泰平を謳歌している時に、将来の好況を予想してひそかに買い集めておく。
- 経済、相場の動向から目を離さず、自己研鑽を怠らない。
- 過大な思惑を抱かず、手持ち資金の限度内で行動する。
- 決して無理な買い方、売り方をしない。利喰いは腹八分目でよい。
- 人の行く裏に道あり花の山。他人の意見に惑わされず、自らの信念に従って行動する。
これら五ヶ条の背景にある銀蔵の思考様式を紐解くと、現代の行動経済学における認知バイアスへの強固なカウンターロジックが敷かれていることが分かります。
大衆が熱狂している高値圏では、人間の脳は「さらなる上昇」を期待してリスクを過小評価します。一方、不況や暴落時には過剰な恐怖に囚われて優良資産を手放してしまいます。銀蔵は「天下泰平の時にひそかに買い」「人の行く裏を歩く」ことで、群集心理の逆を行く逆張り(コントラリアン)を徹底しました。
さらに、彼が頻繁に口にした有名な格言が「うなぎの頭と尻尾はくれてやれ」です。魚やうなぎの一番美味しい身(胴体)だけをいただき、骨が多くて喉に刺さりやすい頭と尻尾は他人に譲る。つまり、「底値で買って天井で売り抜ける」という完全勝利の幻想を捨て、腹八分目で利益を確定させることこそが、相場で生き残る唯一の手段だと説いたのです。