大政翼賛会とは?近衛文麿の新体制運動と解散の真相を徹底解説
大政翼賛会とは?近衛文麿の新体制運動と解散の真相を徹底解説について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
大政翼賛会(たいせいよくさんかい)を一言で説明するなら、1940年(昭和15年)10月12日から1945年(昭和20年)6月13日まで存在した、大日本帝国の政治・国民統合組織です。「大政」とは天皇が行う政治を指し、「翼賛」とは力を添えて助けることを意味します。つまり、天皇親政を国民一体となって補佐するという理念を掲げた組織でした。
結成の最大の目的は、長期化する日中戦争と激変する国際情勢に対応するため、国家総動員法(1938年制定)の実効性を高め、政争を排した高度国防国家体制を確立することにありました。大政翼賛会の総裁には内閣総理大臣が就任する規定となっており、歴代総裁は以下の4名が務めました。
- 第1代総裁:近衛文麿(結成発起人、第2次・第3次近衛内閣)
- 第2代総裁:東條英機(開戦から退陣までの軍事独裁期)
- 第3代総裁:小磯國昭(戦局悪化期における戦力増強を指揮)
- 第4代総裁:鈴木貫太郎(終戦内閣、組織解散を決定)
中央本部のもとには各道府県に支部が置かれ、知事が支部長を兼務。さらに郡・市・町・村へとピラミッド型に組織が張り巡らされ、末端の「隣組」に至るまで全土を網羅する公権力直結の統制機構が完成しました。