日が一番短い日はいつ?冬至と日の入りがズレる天体の真相【2026】

日が一番短い日はいつ?冬至と日の入りがズレる天体の真相【2026】の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

なぜこのような奇妙なズレが発生するのか。その決定的な答えが、天文学でいう「均時差(Equation of Time)」の存在です。

私たちが普段使っている時計の「1日=正確に24時間」という時間は、1年を通じて太陽の動きを平均化した「平均太陽時」に基づいています。しかし、本物の太陽が南中してから翌日に再び南中するまでの本物の時間(視太陽日)は、日によって24時間より長くなったり短くなったりと常に変動しています。この「時計の時刻」と「実際の太陽の動き」とのズレを均時差と呼びます。

均時差が生じる背景には、地球という惑星が抱える2つの幾何学的特徴が存在します。

  1. 地球の公転軌道が「楕円」であること(ケプラーの第二法則):
    地球は太陽の周りを真円ではなく、わずかにつぶれた楕円を描いて公転しています。地球が太陽に最も近づく「近日点」を通過するのは毎年1月上旬です。太陽に近いときほど公転速度が速くなるため、冬の時期の地球は軌道上を猛スピードで疾走しています。この速すぎる公転速度が、太陽が正午に真南へ戻ってくるタイミングを狂わせます。
  2. 地軸が公転面に対して「23.4度傾いている」こと:
    地球の自転軸は公転面に対して直角ではなく、23.4度傾いたまま回転しています。この傾きによって太陽の通り道(黄道)と天の赤道が交差するため、地球から見た太陽の見かけの移動速度が季節によって不均等になります。

この2つの要因が掛け合わさる結果、毎年11月上旬から2月上旬にかけて、「太陽が南中する時刻(正午の太陽の位置)」は毎日少しずつ時計の12時よりも遅い方へとスライドしていきます。11月初旬には11時44分頃だった東京の南中時刻は、12月下旬には11時40分台から徐々に反転し、1月下旬から2月上旬には11時56分過ぎまで後ろへずれていきます。

南中時刻そのものが全体的に後ろへ押し流されている期間中、日の出と日の入りの時間帯も連動して丸ごと「遅い時間帯」へとスライドします。結果として、「昼の長さ自体が短くなるピーク(冬至)」の手前で日の入りが最速を迎え、冬至が過ぎて昼が長くなり始めた後になってから日の出が最も遅いピークを迎えるという、時間差のパズルが完成します。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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