面舵と取舵は右左どっち?十二支の語源と絶対に忘れない覚え方
面舵と取舵は右左どっち?十二支の語源と絶対に忘れない覚え方について徹底解説いたします。詳細な分析をご確認ください。
船の号令に関して、インターネット上や創作物で最も誤解されやすい言葉が「ようそろ(宜候)」です。
漫画やゲームなどの影響で、「ヨーソロー!」が「了解!」「前進開始!」「出発進行!」といった掛け声・合図の全般として使われるケースが散見されます。しかし、本来の海軍用語・船用語における「ようそろ」の意味は、明確に「現在の状態・針路のままで良し(維持せよ)」という現状維持の指示・応答です。
語源は古語の「宜しく候(よろしくそうろう)」が詰まった言葉です。例えば、船が変針を終えて目標の方位(例えば270度)にぴったり向いた瞬間、船長が「ようそろ!」と発声すれば、「その針路で直進を保て」という指示になります。操舵手も「ようそろ」と返答することで、「指示通りの針路を真っ直ぐ維持しています」という報告になるわけです。単なる威勢の良い返事ではなく、航行の安定を確定させる重要な実務言語であることがわかります。