マイケルが遺したネバーランドの現在:激動の売却劇と隠された真実

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ネバーランドの歴史を紐解く上で避けて通れないのが、莫大な維持費と債務不履行に起因する所有権の流転だ。2000年代後半、財政難に陥っていたマイケル・ジャクソンに対し、投資会社コロニー・キャピタルが債務を引き受ける形で共同所有権を獲得した。同社は敷地の名称を「シカモア・バレー・ランチ」と改称し、かつての夢の国というイメージを払拭して不動産市場での売却を試みた。当初の売り出し価格は1億ドル(約110億円以上)という強気の提示だったが、歴史的経緯や維持管理コストの高さから買い手は長らく現れなかった。

価格が大幅に引き下げられる中、2020年末に動いたのが億万長者の実業家ロン・バークルだった。彼はマイケルの元友人でもあり、かつて資金繰りの相談に乗っていた人物でもある。約2,200万ドルという当初の提示額から8割近い破格のディスカウント価格で落札されたこの取引は、不動産界のみならずポップ・ミュージックのファンにとっても大きな衝撃を与えた。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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