なぜ虹や蛇に虫がつく?虫へん漢字の由来と難読から雑学まで徹底解説

なぜ虹や蛇に虫がつく?虫へん漢字の由来と難読から雑学まで徹底解説について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

虫へんの漢字を眺めていて誰もが抱く最大の疑問は、「昆虫以外の生き物や自然現象になぜ虫がつくのか」という点です。その答えは、約3000年以上前の古代中国における漢字の誕生期にあります。

古代の甲骨文字において、「虫」という文字は頭の膨らんだ毒蛇(マムシ)の姿をかたどった象形文字として誕生しました。つまり、もともと「虫」という単語は六本足の昆虫ではなく、ヘビそのものを表す文字だったのです。

当時、足のないヘビやトカゲなどの爬虫類をはじめ、カエルなどの両生類、さらには貝類や甲殻類、正体不明の小さな生物に至るまで、「地を這うもの・足が多数あるもの・人間以外の小動物全般」はすべてひと括りに「虫」の仲間として分類されていました。一方で、本来の「昆虫」を表す文字としては、虫を3つ重ねた「蟲(チュウ)」という別の漢字が存在していました。しかし時代の変遷とともに「蟲」が略されて「虫」へと統合された結果、昆虫もヘビも同じ部首で表されるようになったという経緯があります。

では、生物ですらない「虹」になぜ虫偏が使われているのでしょうか。古代中国の神話・民間伝承において、雨上がりの空に現れる虹は、「天の川の水を飲むために大空へ体を弓なりに伸ばした巨大な蛇(龍の眷属)」であると信じられていました。虹の右側にある「工」という字は「天と地を貫いて結ぶ」という意味合いや音を表しており、天を貫く大蛇の姿そのものを文字化したものが「虹」だったのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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