エカチェリーナ2世の真実|クーデター即位と死因の嘘を徹底検証
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エカチェリーナ2世の私生活といえば、数多くの男性を宮廷に招いた愛人遍歴が取り沙汰されます。生涯で公認された愛人は十数人に上りますが、彼女にとっての愛人選びは単なる情欲の発散ではなく、政治権力を盤石にするための人事戦略でもありました。
その筆頭が、屈強な軍人であり並外れた行政手腕を持っていたグリゴリー・ポチョムキンです。二人は一時的に激しい恋愛関係にあり、秘密裏に貴賤結婚(正式な皇后・皇配としない婚姻)を結んでいたとする説が有力視されています。
特筆すべきは、情熱的な愛人関係が終わった後も、ポチョムキンが最高幹部として帝国の南下政策を一手に担い続けた点です。黒海艦隊の創設や要塞都市セヴァストポリの建設、クリミアの統治など、帝国の重要事業は彼の手腕によって成し遂げられました。エカチェリーナ2世は彼の死を知らされた際、「今や私を支えてくれる者は誰もいなくなった」と号泣したと記録されています。