日本のモグラが絶滅の危機?激減の真相と環境省レッドリストの衝撃
日本のモグラが絶滅の危機?激減の真相と環境省レッドリストの衝撃の真相について、最新情報を基に徹底解説します。
日本のモグラの中で、最も絶滅の危機が現実味を帯びているのが、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島だけに生息するセンカクモグラ(学名:Mogera uchidai)です。環境省レッドリストにおける最高ランクの絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。
センカクモグラの恐るべき現状は、1979年に採取されたわずか1個体のメスの標本以降、現在に至るまで半世紀近く新たな生息確認が公式になされていない点にあります。学術的にも未知の領域が多いこの固有種は、魚釣島の特異な生態系の中で独自の進化を遂げてきました。
しかし、1978年に人為的に島へ持ち込まれた野生化ヤギが大繁殖したことで、島の植生は壊滅的な打撃を受けました。急峻な斜面の草木が食い尽くされた結果、激しい土壌流失(土砂崩れ)が発生し、センカクモグラがトンネルを掘るための表土そのものが海へと流出しています。現在、尖閣諸島を巡る地政学的な緊張関係から現地の上陸学術調査が一切実施できない状態が続いており、研究者の間では「調査ができないまま、すでに絶滅している恐れすらある」と極めて強い懸念が示されています。